でんぼらとは・・・

NPO法人北神戸田園ボランティアネットの略です

 私たちのビジョンは、子供からお年寄りまで、さまざまな出会いを必要とする全ての方々に対して、市民・事業者・行政と一緒になって「北神戸田園スポーツ公園」での里山環境保全、スポーツ、アートなどイベントを企画、開催に向けて活動を行い、地域や世代間、人と自然の間に風を通し、コミュニティの心を広げ全体の活性化をすることです。

主な活動は、里山景観保全プロジェクトとして、「米つくり隊」という土に触れ合い作物を作る経験を通して、自然とのかかわり方のルールや、日本の農業の大切さを、学んでもらう事を目的とした事業があります。
その他にも、園内に残された棚田を中心とした里山の風景を、たくさんのボランティアの力で守っている「里山ボランティア」。北神戸田園スポーツ公園のみならず他の公園にも若者の居場所つくりとして、ストリートスポーツ支援の「三宮にスケートパークを作ろう」やイベント開催や支援など。アート支援として 物つくり人の表現の場つくりなどもあります。


※ 参考資料 : 公益財団法人都市計画協会「新都市2013年5月号」

活動紹介
ビジョンを達成するために様々な活動を行っています。

米つくり体験隊
四季を通じた「農&里山」体験活動
「農&里山」体験プロデュース
里山を未来につなぐ活動
自然から学ぶ活動
パブリックパーク設立支援
・被災地支援活動

活動拠点
活動場所:「北神戸田園スポーツ公園内 棚田ひろば&子どもの砦」神戸市北区八多町中
事務所:〒651-1514 神戸市北区鹿の子台南町4丁目33番3号

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発足からの歩み

<平成13年度・・・発足、初めての米つくり>

・北神戸田園スポーツ公園完成当時の管理は、(財)神戸市公園緑化協会が受託した。当該地は基本計画では「分区園(貸し農園)であったが、買収後、数年間放置されていた。市の財政状況もあり、用地買収は完了していても、なかなか、継続して整備ができない状況であった。
・土地の管理も大きな負担があること、また、野球場中心で、地域に根ざさない施設でもあり、何とか地域と結びついた公園に育てていきたい。
・何とかできないかということで、農協を通じて地域(自治会)に協力を依頼し、平成12年の11月、生い茂った草を刈り取ることからスタート。米つくり隊の発足した。

<平成14~16年度の活動・・・隊員の募集と始動>
・敷地内に残されている棚田を、都市と農村とのふれあいの場として、また農作業体験や自然観察、遊びの場として活用する。
・毎月2回程度を活動日とし、隊員が自主的にできる限り手作業でコメづくりを中心に棚田再生を試みる。
・農村地域の地元自治会(技術スタッフ)とや新興住宅地住民によるボランティア(運営スタッフ)との協働による事務局運営。
<平成17年度の活動・・・指定管理者制度>

平成18年度から、神戸市の公園においても指定管理者制度が導入されることなり、従来、神戸市公園緑化協会に管理委託されていた有料もしくは有料施設を中心とする公園においても、公募が行われることなった。
神戸市公園緑化協会は、従来の経験を引継ぎ、発展継承をおこなっていくために、北神戸田園スポーツ公園では、より地域密着型で公園を運営いていくべく提案がなされた。

<平成18年度の活動・・・民間事業者への移行>
・9月に新しい管理者の指定を行ったことから、直ちに、市、公園緑化協会、新事業者の三者で、過去の経緯など、引継ぎの準備を開始した。
・地域からは、従来は、実質的に神戸市が管理主体であり、地域もできるだけ協力してきたが、営利を目的とする会社に無条件で協力を言われても応じられない。
・あるいは、企業の側からもNPOだからということだけでは、なかなか直接的な関係は築きがたい、あるいは、指定管理はあくまでも「管理代行」であり、行政の仕事という位置づけは変わらないので、従来どおりの協力はえたいというような考えも示され、市も運営に一定かかわることで、あらためてスタートすることとした。
<平成19年度以降・・・企業・行政・市民の三者協働へ>
・米つくり隊の運営も、神戸電鉄が運営することになり、企業と市民の協働事業としての手探りの年となった。
・しかし、これまで5年間にわたり米つくり隊を支えてきた地域ボランティアの援助で例年並の米つくり隊の活動が実施できた。
・棚田では同じように稲が育ち、北神戸田園スポーツ公園になくてはならない田園風景が維持され、おいしいお米が収穫できた。
・この1年間の経験も踏まえ、指定管理者と地域との信頼関係も徐々に形成され、これまで任意の組織であった「田園ボランティアネット」をNPO法人化するとともに、平成19年度から米つくり隊の活動は指定管理者からこの法人に委託されることとなった。
・また、神戸市、指定管理者、NPO法人の三者による協定書も締結して、市民参画型、企業協働の形を整えた。


NPO法人定款