北九州豪雨被災地支援 ~ひちくボランティアセンター応援!~

5年前にも同様の豪雨災害があった日田市。同じ地域を2度に渡り襲った水害は、住民感情にも大きな影響をもたらしました。日田市では、家屋の倒壊や土砂債がのほかに鉄道鉄橋の崩壊も発生し、観光や、交通インフラにも影響を与えています。
2017年11月末、音楽ユニットBloom Worksとして大分県日田市の被災地の一つ、小野地区の公民館で 慰問演奏をさせていただきました。その後、被災現場で数人の地元の方からもお話を伺いました。 5年前も同様の水害があり、地域が疲弊していること。林業の衰退により植林が手入れされず、水害が起 きやすいという社会構造の問題があること。少子高齢化の進む中山間地の集落では、地域の再建を諦め て集団移転しようと話も上がっているなど、落胆と疲弊の色が濃いことなど。とりわけ今後の大きな課 題と感じたのは、日田市には仮設住宅が作られず、空き家を「みなし仮設」として活用したため、被災し た70世帯がバラバラになってしまい、支援の手が届きにくいということです。


ひちくボランティアセンターを応援する意義 
 わずかな滞在でしたが、被災した方々の様子からは、再建への疲弊感や心に負った傷の深さをひしひし と感じさせられました。今後はソフト面での支援がますます重要になってくると感じています。 しかし、すでに公的なボランティアセンターは閉鎖。まだまだニーズがあるとして後を引き継いだのが現 在の「ひちくボランティアセンター」です。

 こちらは完全な民営団体。NPOなど4つの世話人団体と5つの三角団体の協働によって運営されていま すが、行政からお金をもらっているわけではなく、財政的には先行きが見通せないとのことでした。


 現在も週末ごとに100人規模でボランティアを受け入れ、コーディネートしています。また、地域の交流会を開き、人々が集う場を提供したところ、予想以上に人が集まり、みなし仮設に避 難した方も約10世帯は繋がることができたということでした(避難先の住所などは個人情報になるた め、これまで支援団体が被災者の状況を知る手立てがありませんでした)。 

 今後こうしたソフト面での支援を継続していただくためにも、神戸から少しずつでも寄付金を託していく ことが一番の後方支援になると考えております。
 私たちが行うチャリティー物販や募金は責任を持って先方に届けますが、もし直接ご自身でもっと情報 を見極め、ご自身の手で寄付したいとお考えでしたら、下記のURLからひちくボランティアセンターの 公式ホームページへアクセスしてください。 
 今回の滞在で感じたのは、このような豪雨災害は日本全国どこで起きてもおかしくないということです。 支援でつながることは、いつの日か同じような災害に遭遇したときに必ず活きてくるものと思います。 

ちくボランティアセンターHP https://hichikuvc.wixsite.com/hivolu